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■信州善光寺特別参拝と世界遺産「飛騨白川郷」の旅




 去る六月十一日〜十三日、毎年恒例となりました春の団体参拝旅行といたしまして、今年は信州善光寺と世界遺産として有名な飛騨白川郷に行ってまいりました。
 一日目。朝八時に天理ビル前に集合し貸切バスにて長野県へ向かいました。首都高速道を抜けるまで多少込んでいましたが、予定時刻通りに進み、上信越自動車道 長野インターを下りてすぐにある「峠の釜めし」で有名な「おぎのや」に到着しました。バスを降りると、いつの間にか雨もすっかりと上がり少し汗ばむ陽気でしたが、それを忘れさせてくれるほど雄大な飯綱山・戸隠山・黒姫山・妙高山・斑尾山からなる北信五岳の景色が私たちを迎え入れてくれました。「おぎのや」にて昼食をいただき善光寺へと向います。  国宝であります善光寺本堂は、宝永四年(一七〇七年)に再建されてから平成十九年(二〇〇七年)で満三百年を迎えるそうです。日本が世界に誇るその木造建築は、威風堂々とした中にも趣があり、内陣の広大な畳の空間は大変見事な物でした。今回の団体参拝にあたり、尼公上人が特別に法要にご出座されご回向を賜りました。貴重な体験に感激しながら、善光寺宿坊「白蓮坊」にて精進料理をいただきました。
 二日目。何といっても善光寺参りの真髄は毎朝行われる「お朝事」に参拝することであります。日の出とともに本堂で始まるお朝事は、善光寺全山の僧侶が出仕して勤める法要だそうで、毎日休むことなく行われているそうです。宿坊のご住職に案内され、その厳かな朝の法要を参拝いたしました。また、お朝事の前後にある「お数珠頂戴」をうけました。「お数珠頂戴」とは、法要の導師を務めるお貫主さまが(男性のお貫主さま、女性のお上人さまが交代でお導師をお勤めになられるそうです)本堂を往復する際、参道にひざまずく信徒の頭を数珠で撫でて功徳をお授けになる儀式であります。信徒に功徳をお授けになられているお貫主さまの優しいご尊顔が、大変印象的でした。  善光寺を後に、次の目的地である飛騨へ向います。「赤かぶの里」にて湯豆腐の昼食をいただいた後、飛騨大鍾乳洞と大橋コレクション館を見学いたしました。飛騨大鍾乳洞は大変幻想的で、洞内には大小無数の鍾乳石(つららのように垂れ下がるもの)や石筍(タケノコのように下から伸びるもの)があり、自然が作り出した芸術は想像も付かない果てしない時間の流れを感じさせてくれました。
 三日目。日本三大朝市の一つである高山朝市を散策し、世界遺産である白川郷を訪れました。合掌造り集落で知られるその独特の景観は、自然と大変調和され人間のあるべき姿を現しているかのようでした。茅葺きの屋根はエコロジーの一つとして大変注目され、合理的で論理的なつくりだそうです。昔の方々の生活の知恵に改めて脱帽いたしました。自由散策において白川村の人々の暖かさに触れ、名残惜しいまま横浜への帰路につきました。
 今回の旅行は、善光寺の本堂再建三百年や、鍾乳洞の時が作り出す芸術、合掌造りの集落など歴史と時間を旅する大変有意義な旅行となりました。皆様のまたのご参加をこころよりお待ちしております。