■第30回夏期暁天講座
 8月5日(土)すがすがしい夏の朝のひと時、佛・法・僧の三宝にならい、読経・講演・朝粥によって心身の活力を養おうと昭和63年より始まった夏期暁天講座も、おかげさまをもちまして節目の30回目となりました。今年は『素−もと−』をテーマに、1限目は弘明寺商店街の酒学工房 川松屋商店代表 川松 正孝 氏をお迎えして、発酵とお酒のお話しを、2限目は料理研究家の山本 たか子 氏より料理教室を行なっていただきました。

 1限目。川松 正孝氏より『発酵は知恵なり』と題して、ご講演いただきました。川松氏は東京農業大学で「醸造学」「発酵学」専攻し大学院修士課程を修了。国税庁 醸造試験所研究者として、酒類の研究に取り組み、放送大学やカルチャースクールで講師を務める発酵とお酒のスペシャリストで、弘明寺のお店でも講座を開いていらっしゃいます。

 発酵とは微生物(菌)によるもので、私たち人間の体の中には百兆個の微生物が存在しており、そのおかげで生きていることが出来る。また身近な発酵食品である「納豆」をはじめ「くさや」「熟れ寿司(なれずし)」は日本の臭い発酵食品の代表で、臭いけど旨いものであり、色々な発酵食品を体内に入れることが重要あるとお話しされました。
 
 また、講座の最後にはお店オリジナルの甘酒を振舞っていただきました。甘酒にも二種類あり、一つはアルコール0%、砂糖無の麹を発酵してつくったもの、もう一つは酒粕に砂糖を加えたものがあるそうで「今日はもちろん麹を発酵したものでそれを一対一の割合で牛乳を入れ飲みやすくして在ります。腸から元気になって帰ってください。」と最後まで興味の尽きぬまま閉講となりました。

 2限目。山本 たか子氏より『家庭で出来る簡単なおやつ』と題して、ご講演いただきました。山本氏は当山のお檀家様でもあり、東京代官山のイル・プルー・シェル・ラ・セーヌでフランス菓子フランス料理等を勉強され、有栖工房を主宰、横浜市青少年センターや株式会社大地を守る会等で料理お菓子教室の講師をなさっています。

 当日は、普段台所に立たない男性でも簡単に出来るようにとそば粉のクレープとビスケットサンドを実践していただきました。切り干し大根などの乾燥物は水で戻すのではなく、ヨーグルトで戻す事でおいしさも栄養価も格段に上がるそうで、ビスケットに挟むレーズンもヨーグルトにつけ一晩寝かせることで甘さに深みが出ていました。また、どのような食材もごみにすることなく生命をいただきたいとお話しされ、聴講の皆様もすごく納得していました。

 講演後は、朝粥をいただき身も心もリフレッシュしたご様子でした。
 

 


■ともいき夕陽の集い−納涼家族会−
 去る7月31日、当山におきまして恒例のともいき夕陽の集い−納涼家族会−が行なわれました。例年でしたら神奈川新聞社の花火大会に併せて行なうのですが、今年は警備の問題から花火大会は中止となってしまったそうです。天気予報でお天気が心配されましたが、日頃の皆様の信心のおかげでしょう、雨が降る事もなく無事開催することが出来ました。

 住職より開式の挨拶があり、先ず「いただきます」をしました。住職は、全てのいのちをいただく『いただきます』、感謝のこころをあらわす『御馳走様』この二つの言葉は、生かされているということの根本でありますと説かれました。また、本堂にて献灯を行なっていただき、西方浄土にいらっしゃるご先祖様のことや、「夕陽を観るとどこか寂しい気持ちになるのは何故だろう」と問い、いのちの繋がりや倶会一処についてお話しをしました。屋台では焼きそば、フランクフルト、氷水で冷やしたビールや酎ハイ等、夏の夕暮れに相応しい食べ物や飲み物ばかりでした。また、青竹と階段の傾斜を使った三メートルに及ぶ長さの流し素麺は、子供はもちろん、大人も大喜びで参加していました。

 お腹も膨れ、ヨーヨー釣りやスイカ割り、花火で盛り上がった後、昨年好評だった。いのちの躍動、繋がるいのち、生かされている私たちをテーマに大学和太鼓まつりの方々に和太鼓奉納を行なっていただきました。力強く、お腹の底まで響き渡る音に圧倒され、演奏に引き込まれるものがありました。

 最後にビンゴゲーム大会とくじ引き大会が行なわれました。ビンゴの景品は、栗田園の栗田 裕氏よりご協賛いただき、たいへん豪華な景品となりました。また、今年も特等のディズニーランドペアチケットの行方が気になりましたが、今年は、神山忠夫様が当選され、場内からご家族の歓声が起こりました。

 中締めの挨拶を中村会長より頂戴し、会長からご寄進いただいた卵をたくさんお土産として皆さまに持って帰っていただき、大盛会のまま散会となりました。
 来年も皆様のご参加をこころよりお待ちしております。
 

 


■新盆特別法要・盂蘭盆会大施餓鬼会法要
 去る7月16日、当山におきまして新盆特別法要と盂蘭盆会大施餓鬼会法要が厳修されました。

 当日は新盆を迎えられる130名を超える皆様が一同に会し新盆特別法要が執り行われました。広間にて一日の流れとお仏壇の中の配置場所、お焼香の仕方やお数珠のかけ方等の説明を受けた後、本堂に移動していただき、前大正大学学長、同大学名誉教授でいらっしゃる新宿区香蓮寺御住職の勝崎裕彦上人より『盆施餓鬼の孝養』についてお説教を賜りました。ご承知のように、勝崎上人は長年、当寺報の『ひとくち俳話』を執筆して頂いているおります。

 皆様にとりましてこの一年は大変寂しく、心にぽっかりと穴が開いてしまったような感覚だったのではないでしょうか。今回初めて大切な方をお迎えし、手を合わせ、温顔を思い浮かべながら「これからも私たちを見守っていてね」と語りかけたことでしょう。住職から新盆のお札と施餓鬼旗を受け取るときの面持ちは、どこかしらすっきりとされていました。

 お盆は古くから日本人と縁深い仏教行事です。このような時代だからこそ、このような社会だからこそ、今私たちが本当に注意しなければならないことは自分自身の健全で正しい生活のあり方であり、まわりにいる人達の生活をもやさしく思い遣る気持ちの余裕であります。お盆にあたり、生命を分かち合える今このときをお互いに感じ合い日々の生活を有意義に過ごしたいものであります。
 
 
 


■動物供養法要
 去る、6月10日(土)当山において動物供養法要が行われました。
 今回は浦島さん宅の愛犬アンちゃんが納骨されました。当日は、愛犬愛猫を納骨されている黒田さん、山越さんもお参りされ修養会の皆様と共に、ペットの供養を致しました。住職は回向にて「縁の糸を以って、倶会一処の大願を成就せしめ給わんことを」と述べ、いつの日か再び一緒に暮らしましょうと願いを掛けました。

愛犬愛猫諸霊位頓証菩提





■節分追儺式
 去る2月3日、当山において毎年恒例の節分追儺式が行われました。
 追儺式において、般若心経の読経の中、住職と中村会長、年男年女の方々に行道していただき、今年一年の無病息災、災厄消除を祈願いたしました。引き続き豆まきが行われ、福引きの当たり券が入った福豆やお菓子を「福は内、鬼は外」の掛け声とともにまきました。豆まきに使う大豆には、古来より霊的な力が宿ると信じられており、「魔(ま)を滅(め)する」と考えられています。今年一年皆さまにとって良い一年となることでしょう。ご参加の皆さまは、福引きの景品を袋一杯に持って、笑顔で帰路につかれました。

 今年の年男年女の方々は、柿澤恵充子さん、品田惠子さん、白石喜美夫さん、の3名でした。








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