梅雨明け前、特にお盆の頃は暑さにまだ慣れてなく身に堪えましたが、梅雨明け宣言が出てからは蒸し暑い日が続いています。時折豪雨に襲われますから注意が必要です。備えあれば憂いなし。たぶん大丈夫だろうとたかをくくらないようにしたいものです。

 さて、7月京都では祇園祭が行われていました。ご承知のように八坂神社の神事でありますこのお祭りは、この時期流行った疫病の除去を願って始まったもので、千百年の歴史を有します。一ヶ月間かけて行われていますが「山鉾巡行」や「宵山」(前夜祭)はこのお祭りのクライマックスになります。この山鉾は、八坂神社の氏子の地域のみが保持できるものでありますが、その地域の旧家や老舗にて屏風のお披露目等も行われますし、また鉾や山は美術品で装飾されていますから、動く美術館の赴きもあります。

 私も後祭りの山鉾巡行を垣間見ることが出来ましたが、町衆の伝統を守る気概に圧倒されました。装飾品は何十年も完成までかかりますし、また相当な費用も必要です。例えば町で資金や人手を集めようとしたとき、普段からの付き合いが大変大切になってきます。安いから、便利だからという理由で、大型店やネットに靡くのではなく、まず自分たちの町で何とかしようとする。そういった心配りが当たり前のようになっている。またその費用を集めるために、もしかしたら自分が生きている間に見ることが出来ないかもしれないけど、祖先から受け継いだ鉾や山を次世代にもしっかり残していく。一つ一つの積み重ねが今日多くの観光客から支持されているのだと実感しました。
 
 ついつい、私たちは目先のことに囚われてしまいがちですが、脈々と流れるいのちのありがたさを感じながら、今生かされている自分、そして子々孫々に今まで受け継いできたお念仏の教えをしっかりと相承していきたいものです。
 心豊かな人生。そして未来のために。





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