七月は強い日差しが照りつけていましたが、梅雨明けから曇り空が続き地域によっては強い雷雨が襲いました。また、地震も各地で発生し、ご不自由な生活を余儀なくされている方もいらっしゃるようです。心からお見舞い申し上げます。一日も早く安心して生活が送れるようお祈り申し上げます。

 さて、医師の日野原重明先生がお亡くなりになりました。ご承知のように先生は人間ドックを日本で最初に開設され、また従来の成人病と言われていたものを生活習慣病と言い換え、予防医療の重要性を説いたのも先生の功績と言われています。先生は「死をどう生きるか」を発信し続けていました。牧師の子として生を受け敬虔なクリスチャンであった先生が、生きることと同じくらい死をしっかりとみつめてこられた中で「命は私に与えられた時間です。それを何の為に使うのか、もし助けを求めている者の為に有効に使うのなら、自分達の生き方は、これからの時代を生きる子供たちの手本になる」と諭されました。

 人生を振り返ってみますと、思い出の数々が浮かんでくる中で多くの迷惑を他人様にも社会にもかけてきました。このことを心に刻んで生きていくことは、容易いことではありません。私たちは小さい頃から人に迷惑をかけないように生きていくことを教えられました。でもお釈迦さまは、迷惑をかけて生きていることを自覚するのが大切だと諭しておられます。ご先祖さまから与えられた命を精一杯燃やしていく中で、自らのことだけではなく、人を、社会を思いやる心を育んでいくこと。またその中で迷惑をかけていることを念い、自分一人ではなく助け合いながら労り合いながら、歩んでいる自覚を持ち行動することが次の世代への手本となり、寄り添って生きる「生き方上手」になっていきます。

 秋彼岸を迎え収穫を感じながら、浄土を想い功徳を重ねていきたいものです。





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