2023/12
別時念佛
ときどき別時の念佛を修して、心をも身をも、はげまし、ととのえ、すすむべきなり。
大意:【時おり別時念仏を修めて、心身ともに奮い起こし、調え、誘うべきです。】
先日、若手僧侶で善光寺大本願にて別時念仏会を行ないました。この別時念仏とは日々のお念仏だけで充分であるが、つい疎かになりがちな人間であるから、時には時間を設けて集中的にお念仏に励むべきであるとこの御法語に記されています。
コロナ過でこういう大勢での行事が全くないことがありましたが、徐々に緩和され今年の5月には5類に変更されましたよね。人と会うのはオンラインよりリアルがいいですよね。オンラインだと画面に向かってお念仏をお称えしますが、リアルでみんなと会ったら阿弥陀さまと向き合ってお念仏をお称えしますよね。
12月を迎えクリスマス・年越しに向け大掃除が行なわれるかと思います。
毎日の掃除でも綺麗にできていると思いますが、私たちはその生活に慣れていき掃除が疎かになっているのかもしれません。そういう時に大掃除をして日々の掃除より綺麗にしていただければと思います。
日課の掃除とは別に掃除するためだけに時間を設けるこれもまた大切なことではないでしょうか。もちろん、ご自宅のお仏壇の掃除も忘れずにお願いしますね。阿弥陀さまをはじめご先祖さまのことも忘れずに。
最後に、本年もありがとうございましたと、お念仏をお称えいただければと思います。
(宮林 成彦)