真西に沈む夕日の彼方にご先祖を想う

令和3年秋彼岸

 過日の豪雨による甚大な被害にご不便やご心配などございませんでしょうか?心よりお見舞い申し上げます。

    

 今年も早いもので秋彼岸を迎えます。真東から太陽が昇り、真西に沈む。諸行無常の響きを感じます。

   

 先般、オリンピック・パラリンピックが開催されましたが、参加者の多くが、開催されたことへの感謝と関係者に助けられた御礼が目立ちました。また相手を称え、励ます光景が数多く見られました。閉塞感が漂い、つい批判の矛先を他に向けようとしがちですが「あたりまえ」ではなく「ありがたい」と思うことによって、支えられ、労わりあった恩に報いることが出来るのではないでしょうか。その心持ちが感じられ、栄誉は何倍にも輝いてみえました。

 

 同じように秋の清らかな空気に包まれた夕日を眺めるたびに、生かされている実感が心に広がります。

 

 南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏。自分の耳に聞こえる程度に声を出してお唱えし、仏さま・ご先祖さまに供養のまごころをお供えしましょう。