人として生まれたことに感謝

2022/10

 秋彼岸を終え皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 変わらぬ日々というのは退屈かもしれませんが私が思うにそれは今の生活が安定しているから。また、現状から脱却したい、ステップアップしたいと思っているからではないでしょうか。

こういう風に思えるのも私たちが人として生まれたからではないでしょうか。

 

 この世に人として生まれたこと、浄土宗の教えに出会えたこと、そして極楽浄土に往生すること、大変尊い教えであり私たち凡夫(平凡な私たち)にもわかりやすい教えですよね。

 

 皆さんは何かにすがりたいときありますよね。そういうときに浄土宗の教え・南無阿弥陀仏のお念仏に皆さますがってみてはいかがでしょうか?

 

 昨今、世の中は目まぐるしく変化しています。また私たちも安定・脱却・ステップアップを求めていることかと思います。そういうときは少し休息をして自分を見つめ直し再び動き出せば良いのではないでしょうか。自分自身の人生を振り返ってみてはいかがでしょうか、振り返ると人として生まれたことまた両親への感謝の気持ちで心が満たされることでしょう。

 

 

受け難き人身を受けて、

遇い難き本願に遇いて、

発し難き道心を発して、

離れ難き輪廻の里を離れて、

生まれ難き浄土に往生せん事、

悦びの中の悦びなり。

 

(宮林 成彦)