御忌(ぎょき)

令和4年卯月

 

 桜花爛漫の四月を迎え、暖かさを感じるようになりました。

 

 法然上人のご命日を御忌と呼ぶようになったのは、今から五百年ほど前に後柏原天皇が詔勅を下されたことによります。東京芝の大本山増上寺では桜吹雪が舞い散る中、今年は天候にも恵まれ、20年ぶりに行われた法要もあり、大変華やかにそして厳かに執り行われました。

 

 またお釈迦様のお誕生を御祝する「花まつり」も各寺院で行われております。

 

 新一年生が少し大きめの服を着て、町を歩き始めました。これから始まる道は、山もあり谷もある険しい長い歩みとなりますが、しっかり前を向いて大地を踏みしめて進んで欲しいと思います。仏さま、ご先祖さまが慈しみの光りで照らしていただいていることを信じながら、温かい心を持ち続けましょう。

 

元祖法然上人 報恩謝徳 南無阿弥陀仏