ご先祖さまに思いをはせて

令和5年秋彼岸

 今年の夏はことのほか暑い日が続きましたが、9月に入りようやく秋風を感じるようになりました。

 お彼岸は、ご先祖さまを偲びながら感謝の気持ちを込めてお参りし、生と死、そして仏教の教えについて深く考える機会であります。

 

 人生は花が咲き、散るように、常に移り変わっていきます。仏さまの教えは、無常を受け入れつつ、善行を積み重ね、他者と共に幸せを分かち合うことの大切さを説いています。感謝の気持ちを込めてお供えし、心を清めることは、家族に平穏と希望をもたらすことでしょう。そして、ご先祖さまが私たちの人生に与えた影響を大切にし、その志を次世代に伝えていくことが、真の供養であると言えるのではないでしょうか。

 

 お念仏を唱える中で、縁を大切にし、善行を積み重ね、利他の心を育む喜びを感じましょう。

 

 お彼岸を迎え、日々の生活を大切に、感謝に満ちあふれた人生を送りたいものです。

 

 南無阿弥陀仏