阿弥陀さまと私

2022/05

 

 浄土宗の教えは、浄土宗祖であり念仏元祖である、法然上人の教えに他なりません。

 

 浄土宗の教えは難しくありません。「阿弥陀さま」に心から帰依し、「極楽浄土」への往生を目指し、ただひたすらに「お念仏」を称える、それだけのことなのです。我々のような普通の人間でも理解が簡単だと感じますよね。法然上人はお念仏による功徳について説いています。その功徳において阿弥陀さまとの間に結ばれるご縁。

 

 これが浄土宗の三縁であります。1つ目は親縁、2つ目は近縁、3つ目は増上縁といいます。この中でも法然上人は親縁について多くの言葉を残しています。私たちが阿弥陀さまを礼拝すれば、阿弥陀さまがその姿をご覧になり、お念仏を称えれば、阿弥陀さまがお聞きになり、心に阿弥陀さまを念ずれば、同じように私たちのことを念じてくださいます。

 

 このように、阿弥陀さまのお身体とお言葉とお心のはたらきが、私たちの身体と言葉と心のはたらきに連動し、あたかも阿弥陀さまと私たちが親子の関係になれる、それで親縁というのです。

 

 お念仏を称えるだけで阿弥陀さまと親しい関係が築ける。シンプルですよね。私たちが阿弥陀さまを敬い、礼拝し合掌するとき、いつも阿弥陀さまは私たちのことを見守ってくださるのです。

 

(宮林 成彦)