立春大吉

令和4年如月

 寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

 今年も春の訪れを予感される立春が巡ってきました。旧暦の正月を迎え、節分である前日に今までの穢れを払い、これからの無病息災を願う追難式として豆撒きを行います。

 

 豆は、「魔目(まめ)」であり「魔滅(まめ)」に通じ「魔芽(まめ)」が出ないように射る=豆を煎る~煎り豆にもつながるようです。また「立春大吉」の御札は、縦に書くと左右対称になる言葉で、鬼が入ってこない厄除けになるようです。

 

 これから温かい季節を迎え、蕾が自然と花咲くように、私たちに心豊かな明るい日々が訪れることを願うものです。古来より仏教が日常生活の様々な部分で密接に結びついていることを示しています。今年は特に疫病退散、除災招福に祈りを込めて、お念仏をお唱えしたいですね。

 

 以前のようにふれあいのある生活が、少しでも早く訪れることを心から念ずるものであります。

 

「新型コロナウィルス等疫病退散」

「現当二世安楽 罪障消滅 如来大慈悲 哀愍護念」 南無阿弥陀仏