私が大光院のホームページに寄稿してから1年が経ちました。1年分の御法語・御詠歌を確認していきたいと思います。今月は7月、8月、9月、10月を振り返ります。
親縁
衆生、佛を念ずれば、佛も衆生を念じたまう。
大意:【私たちが阿弥陀さまを思えば、阿弥陀さまも私たちをお思いになる。】
来迎引接
佛の来迎は法爾の道理にてうたがいなし。
大意:【阿弥陀仏のお迎えは「動かしようのない自然の道理」であって、疑いありません。】
一紙小消息
自身はこれ、煩悩具足せる凡夫也と宣えり。
大意:【「私たちは煩悩を具えた凡夫である」と説かれています。】
一紙小消息
受け難き人身を受けて、遇い難き本願に遇いて、発し難き道心を発して、離れ難き輪廻の里を離れて、生まれ難き浄土に往生せん事、悦びの中の悦びなり。
大意:【受け難い人間として生を受け、遇い難い本願にめぐり合い、起こし難い覚りを求める心を起こして、離れ難い輪廻の境涯を離れ、生まれ難い浄土に往生すること、それは悦びのなかの悦びであります。】
次回は11月、12月、2月、4月を振り返ります。暑さ厳しき折、お身体ご自愛ください。
(宮林 成彦)