雪が降るほど寒い、10年に1度の最強寒波襲来

2023/02

冬の御詠歌

雪のうちに 仏の御名を 称ふれば つもれるつみぞ やがてきえぬる

 

大意:【雪が降り積もって行くように、私達の悪業も、日々積もり積もっておりますが、お念仏を称える功徳により、積もっていた罪が有り難くも消えて参ります。】

 

 2月を迎え皆さまいかがお過ごしでしょうか。もう2月かいやいやまだ2月かと思う人もいるかもしれません。2月の行事としては「節分」と「涅槃会」が皆さま思い浮かぶかと思います。

 

 節分は、季節の分かれる時の意、現在では立春の前日を節分と呼びます。この日は豆で鬼をおう「追難」の行事が行なわれる。新しい季節を迎えるに際し、災厄や邪気を祓う行事。 

 涅槃会は、仏教を開かれたお釈迦さまが亡くなられたのが2月15日でこの日に催される行事を涅槃会という。全仏教徒がお釈迦さまをしのび、報恩のまことをささげる行事。

 

 新年を迎え心機一転、皆さまにはお念仏をお称えし阿弥陀仏におすがりして悪い心を追い出してもらい、自分自身の信仰の道を歩んで自らの救いがあるのです。人間は煩悩を抱えて生きています。それゆえに知らず知らずに日々、身と口と心で罪を作り続けておりますが、お念仏を称えれば、阿弥陀さまの大慈悲の光明に照らされて消えて行くのです。

 

 お釈迦さまは私たちの心の中に永遠に生き続けるのではないでしょうか。

  

(宮林 成彦)