2025/06
現世をすぐべきようは、念佛の申されんかたによりてすぐべし。念佛のさわりになりぬべからん事をば、いといすつべし。
大意:【この世の過ごし方は、念仏を称えやすいようにして過ごすべきです。念仏の妨げになることは避けるべきです。】
6月に入ると歩く人の服装に変化が現れる。半袖を着て白いYシャツの姿もちらほら衣替えの季節です。私たちも6月になり夏衣になりました。
また、雨の多い季節となり雨上がりには虹を見ることができるかもしれません。ところが、6月でも寒い日があるのでまだ長袖から半袖に変えられない人もいるかもしれません。
人間は寒いと活動が鈍り、暖かくなると活動的になる。暑くないのに半袖にしたり、皆に合わせて涼しい服装をしなくても良いのです。
お念仏を称える私たちが服装を間違えたりして体調不良になると日々の生活・日々のお念仏に支障が出ます。服の衣替えは上手く出来なくても心はいつも阿弥陀様のみ光に照らされて心が替わっていく心の衣替えとしていただく。
日々、お念仏の妨げとならないよう過ごしていくことが季節の変わり目に必要な心構えなのかもしれません。
この度、尊いご縁をいただき大光院住職が本年の大本山光明寺日中法要唱導師を拝命しました。それに向けた準備が始まっております。
2025年10月14日(火)、法要をお勤めいたします。皆さまの参加をお待ちしております。
(宮林 成彦)